日本の住宅の戦後の復興

日本の住宅の戦後の復興

私達にとって住宅とは生活のとして睡眠をとったり食事をしたり身体を休める場であるだけに留まらずに、人生そのもののライフスタイルを決定づける重要なものになります。

 

日本における社寺建築や築城建築は室町時代から鎌倉時代で相当な発達が見られました。

 

寝殿造りや書院建築も見事なまでの美的な追求が行われて現在も京都などに残っています。

 

しかし、これらの建築技術はあくまで時の為政者が権力誇示のために必要としたものが多く、その卓越した建築技術は一般庶民の暮らしのための住居には生かされる事は有りませんでした。

 

 

 

武家社会が中心であった時代では戦闘が常に基本になっていましたので、住宅と言う物は戦闘時には必要性のないもので夜露さえしのげれば充分と言う思想が横行していました。

 

ですから、庶民の住居は江戸時代中期までは土間にムシロ敷きか板床が当たり前でした。

 

平和な時代が長く続いた江戸時代の中期になってようやく庶民の暮らしも長屋に借家して快適性が求められるようになりました。

 

 

 

しかし、一般庶民の生活はつつましやかなもので畳などは「禁止令」が出ていましたので、これが解禁される明治維新を迎えてからやっと普及します。

 

第二次世界大戦が終結して戦勝国であるアメリカの指導のもとに、国の憲法も新たに発布されてあらゆる法律や規則も民主主義を柱にして近代的なものになって行きました。

 

 

 

また、建築技術についても柱を中心にした日本式の建築技法からアメリカ式の壁を中心にした合理的な建築法が導入されてゆきます。

 

さらに、欧米の方法による鉄筋コンクリートによる高層階のマンションも造られるようになって年の少ない都市部を中心に次々と開発されて行き現代になっています。

 

冷暖房や温水器、冷蔵庫から上下水道の完備、ガス、電気も完備されて見事に戦後の日本の復興が完成に向かって庶民の生活にも光が差し始めます。